寒い日が続いていますが、皆さんはいかがお過ごしでしょうか?この記事を書いているのは年の瀬ですが、私は新年を迎える前に神社へ行ってきました。
今回取り上げるのは、近江神宮の「時計館宝物館」です。初詣に参る神社を考えていたことがきっかけでたどり着きました。本日は、館内の様子を体験レポートします。
JR大津京駅から徒歩で向かいます。空が晴れてくれたことに感謝です。
写真は近江神宮の「一の鳥居」です。厳かと言えばいいんでしょうか。ここから先は、日常の空間とは違うと主張しているようです。
駅からここに来るまで、約20分かかりました。
住所:滋賀県大津市神宮町1番1号(近江神宮境内)
駐車場です。写真には駐車場全体を収めることができませんでしたが、200台まで収容できます。
※正月には臨時駐車場も開放し500台まで収容可能です。
※普段の駐車料は無料ですが、12月31日夜~1月5日は500円、観光バスは1,000円かかります。
朱塗りの「楼門」が美しいですね。
「楼門」を抜けると左手に「時計館宝物館」が建っています。
入館料は大人300円 小中学生150円 幼児は無料です。
※25名以上だと団体料金になり、大人210円 小中学生100円になります。
「時計館宝物館」横の池までやってきました。これは「漏刻(ろうこく)」と呼ばれる水時計です。
写真中央の矢にご注意ください。矢は石造りの升に浮かんでいます。升には一定の速度で水が流れ込んでくるので、それに合わせて矢が浮かび上がります。
矢には目盛が付けられているので、目盛を読むことで時刻が分かるという寸法です。
天智天皇の時代には、大津宮で「漏刻」が使われていたそうです。ただ、その時代の「漏刻」がどのような物であったかについては分かっていません。
飛鳥時代は思いのほか、技術が進んでいたんですね。
「時計館宝物館」に最も近いトイレは、建物の裏手にあります。
「時計館宝物館」の一階です。
※館内の写真撮影は禁止です。今回は取材のため、許可をいただきました。
こちらは「時計館宝物館」の一角にある時計工房です。展示室からガラスを通して、中の様子をうかがうことができます。
時計工房では時計修理をされているのですが、今回は作業の様子を見ることはできませんでした。
機会があれば、ぜひ見てみたいですね。
「漏刻」の模型がありました。内部はこのようになっているとは。勉強になります。
これが時計だと分かる人はどれだけいるでしょうか。これは香時計。灰の上に抹香を置き、抹香が燃えた長さで時間を計ります。
台時計が並んでいます。
これも時計です。「垂揺球儀(すいようきゅうぎ)」と呼ばれ、天体観測に使われた一種の振子時計になります。
懐中時計の展示が並びます。
ひときわ華やかな懐中時計がありました。見事な細工ですね。
2階に移動しました。2階は宝物の展示になります。
これらの面を付けて舞われるところを見てみたいです。
作品を見る目を養わなければと思いました。
今回の取材では貴重な時計や宝物を見ることができました。時計という身近な物が、いかに変遷をたどってきたかが分かり、たいへん興味深かったです。
そして忘れてはならないのが、近江神宮の神様へのご挨拶です。取材でお邪魔していることを報告しなければなりません。近江神宮では御祭神に天智天皇を祀っています。
手水舎で身を清めたあと、外拝殿に向かいました。
お賽銭を入れ、二拝二柏手一拝。作法通りできていることを願いつつ、頭を下げます。取材での感謝と共に、個人的な願いをつらつらと心の中で唱えます。
神妙な気持ちになりつつ取材を終えました。
今回の記事が掲載されるのは、新年を迎えてからかもしれません。記事をお読みの皆さんも、良い一年をお迎えください。
時計館宝物館
住所:滋賀県大津市神宮町1番1号(近江神宮境内)
電話番号:近江神宮 077-522-3725
FAX:近江神宮 077-522-3860
開館時間:9:30~16:30(祝日以外の月曜日は休館)
入館料:大人300円 小中学生150円 幼児は無料です。
※25名以上だと団体料金になり、大人210円 小中学生100円になります。
参考リンク:【公式】近江神宮
2019年12月下旬の情報です。最新の情報は、公式サイトでご確認ください。
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