記事をお読みの皆さんは、東近江市の「近江鉄道ミュージアム」をご存知でしょうか? 2019年11月2日にオープンしたばかりのミュージアムです。
まだ訪れていない方もおられるかと思いますので、取材してまいりました。取材当日の様子を体験レポートします!
こちらは近江鉄道の八日市駅です。「近江鉄道ミュージアム」は八日市駅の2階(※改札内になりますので、ご注意ください)になります。
住所:滋賀県東近江市八日市浜野町485八日市駅2階
本日は、近江鉄道の1デイスマイルチケットを使って、八日市駅まで向かいました。
1デイスマイルチケットは金曜日・土曜日・日曜日・祝日(年末・年始を除く)のみ利用可能で、近江鉄道全線が1日乗り放題になるチケットです。
大人900円 子供450円になります。お得なチケットですので、近江鉄道を利用されるさいはお使いください。
下の写真はミュージアムの記念入場券になります。昔の切符は厚紙でできており硬券と呼ばれていました。入場券は硬券と同じ厚紙でできています。
八日市駅の改札でもらうことができますので、係の方に声をお掛けください。
近江鉄道の列車に乗って八日市駅に来られた方は、プラットホームから駅舎の2階へと向かうことになります。列車を利用されない方は、改札で声を掛けて中へ通してもらってください。
※列車に乗車される方もされない方も、改札で申し出れば記念入場券をもらうことができます。
2階に到着すると、ミュージアムの入り口で近江鉄道のマスコットキャラクター「駅長がちゃこん」が出迎えてくれました。駅長ということは、かなり偉いんですね。
「近江鉄道ミュージアム」は年中無休、入場料無料で10:00~16:00まで開館です。
近江鉄道で使われていた品々が展示されています。どれも使い込まれた跡が見られますね。
思わず写真をパチリ。写真撮影は自由ということですので安心です。
こちらの展示にご注目ください。
写真の展示物示は「方向幕」と呼ばれる物で、実際の車両に取り付けられていた物です。
これは「方向幕の設定器」です。この装置を操作することで、「方向幕」の表示を変えることができます。触れて操作することができますので、ぜひ操作してみてください。
写真の赤い箱は「閉塞器」と呼ばれる装置です。「閉塞器」は各駅に2台づつ設置され、列車の安全な運行を管理する役目を果たしました。
使われ始めたのは1928年からになり、役目を終えたのは1987年と、実に半世紀以上に渡って使われました。
かわいい電車ですね。
こちらが運転席です。5月に引退した「700形あかね号」の運転席BOXが設置されています。
ブレーキレバーを操作すると、確かな手応えを感じました。運転士の気分を味わうことができます。
本物の制服も用意されていました。もちろん着ることができます。
トイトレインはリモコン操作ができます。
こちらの車両は、近江鉄道で使われている車両を模しています。既存の製品に手を加えることで、社員さんが手作りしたんだそうです。
普段はプラスチックの車庫にしまわれている両車両。社員さんが立ち会いの下だと走行させることができます。
車両の変遷について、パネル展示をしているコーナーがありました。
開業当初は、このような蒸気機関車が走っていたんですね。
この車両は、昭和の終わりごろまで貨物輸送に使われていました。ビールやセメントの原石、沿線の工場で使う物などを引っ張っていたようです。
車両一つとっても歴史を感じますね。
過去から現在まで、近江鉄道の歴史について教えられる展示でした。近江鉄道には普段からお世話になっていますが、知らないことが多かったことに気づかされました。記事をお読みの皆さんも、お越しになってはいかがでしょうか。
取材では、近江鉄道の広報さんに大変お世話になりました。詳細な解説とともに展示を案内していただき、ありがとうございます。
最後に、近江鉄道の未来について話し合うイベントが催されていますので、ご案内をさせていただきます。興味や関心を持たれた方は、ぜひご参加ください。
参考リンク:近江鉄道みらいファクトリー
近江鉄道ミュージアム
住所:滋賀県東近江市八日市浜野町485八日市駅2階
※改札内なので、ご注意ください。
電話番号:近江鉄道株式会社 鉄道部鉄道営業課 0749-22-3303
FAX:近江鉄道株式会社 鉄道部鉄道営業課 0749-24-1560
開館時間:10:00~16:00
年中無休で入場料無料
参考リンク:【公式】近江鉄道グループ 近江鉄道(電車)
2019年12月上旬の情報です。最新の情報は、公式サイトでご確認ください。
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