甲賀市と言えば、やはり「甲賀忍者」ははずせないアイコンのひとつ!近年では世界的にも「忍者」は人気キャラクターのひとつになっています。
甲賀市に訪れた際には、ぜひいろんなところにちりばめられてる「忍者スポット」に気づいてほしい!
山奥?道端?はたまたこんなところにも!? 「忍者スポット」を次々ご紹介します!※随時更新中
甲賀市甲賀町にあるJR草津線の駅「甲賀駅」。草津からは8駅目。反対に柘植からは2駅目と三重県からの方が近い位置にあるのが一目瞭然ですね。
この「甲賀駅」は2005年に建て替えられ、橋上駅となった際に駅構内あらゆるところに忍者のトリックアートがあります。トリックアートとは、壁に書かれた絵がさも飛び出してきているように立体に見えたり、その絵と写真を撮るとおもしろい写真になるよう工夫がされていたりする絵のことをいいます。
甲賀駅北口からエレベーターや階段で上へあがると改札があるのですが、もうここから忍者スポットがあるので見逃さないでください。
エレベーター横の待合スペースの壁に大きなトリックアート。まるでそこに窓があって、そこから影武者のようなシルエットが飛び出しています。横にちょこんといる信楽焼のタヌキが忍者なのが可愛いです。
改札に向かうところにもあちこちに楽しいトリックアートが。
駅構内にどんなトリックアートがあるか、そのトリックをいかした写真などの説明看板があるので、これでちょっと予習しておくと良い写真が撮れるかも。
池の中にも潜んでいます。
これは天井に隠れた忍者が・・・。
忍者が飛び出してきて椅子に座っているので、隣に座ったらツーショットが撮れますね。
こんな風に駅構内様々なトリックアートがあるので、電車に乗って甲賀に訪れた方・車で訪れた方もぜひこれに移りこんで忍者気分を味わってください!
【甲賀駅】
JR草津線 草津駅から約35分
住所:滋賀県甲賀市甲賀町大原市場164
新名神高速道路が通ることで、甲賀市は格段に便利になりました。他地域からも、高速で行けるなら・・と観光に訪れる人も増えたでしょう。
そんな時、甲賀市の玄関口としての役割を担っている新名神高速道路の「甲南パーキングエリア」。もちろんこちらも存分に「忍者」がアピールされています。思わず写真を撮りたくなるスポット多数。ごはんもトイレ休憩も大事ですが、ぜひ忍者エンタメ楽しんでください!
まずは入口からどどーん。こちらトリックアートとなってます。少し中に入ると、こんな風に撮ると楽しいよと言わんばかりに何パターンかのトリックアートを活かした写真の展示がありました。参考にしてください。
食券機の前にもウェルカムカーペット。
店内の装飾も忍者が散りばめられています。
近江牛関連商品もしっかりあるので、ぜひお土産にどうぞ!
忍者は薬とゆかりが深く、そのため甲賀市には現在製薬会社がたくさんあります。代表的商品栄養ドリンク「チオタミンD忍」もしっかり並んでます。こちらも配る系お土産にいかがですか?
甲南PA2階は自由に入れる展望室となっているので、あがってみましょう。階段には信楽焼のタヌキがお出迎え。
2階に上がると今度は小さな忍者たちが迎えてくれます。
JR草津線の「忍トレイン」や信楽高原鉄道のNHK朝ドラ「スカーレット」のラッピング電車ですね。
忍者についての詳しい展示もあります。忍者って実在したんだなーって勉強になります。
もちろん顔ハメパネルで写真を撮ってフィニッシュです。隅っこの信楽焼忍者タヌキもいれてあげてください。
車に戻る時、ドリンクやスナックを買っておきたいなってありますよね。そんな時は忍者だらけの自動販売機があります!
ちょっと楽しい気分でドリンクを選べること間違いなし。
地元黒影米を使ったごハンバーガーや、近江牛メンチカツ。近江牛コロッケをつかったバーガーなど充実したホットスナックは小腹を満たすのにぴったり!
新名神高速道路の「甲南パーキングエリア」。ぜひ休憩だけで終わらずに、遊んで帰ってくださいね♪
【新名神高速道路甲南パーキングエリア】
住所:滋賀県甲賀市甲南町杉谷2281
24時間営業
甲賀忍者のメインスポットといえば、甲賀町にある「甲賀の里 忍術村」。
こちらは山すそに入口があり、まるでどこからか本当に忍者がでてきそうな雰囲気です。中に入ると広い敷地の中には、からくり屋敷や博物館、忍者道場や手裏剣道場など忍者にまつわる施設が点在しています。
忍者の術を模したアスレチックが忍者道場。石垣登りや塀越えなど単純なものなんですが、大人も子どもも真剣になってしまうものばかり。
なかなか難関なのが、水蜘蛛の術!
池の上をロープを頼りにスイスイと水蜘蛛の様に渡ります。緊張してしまいますが、これを挑戦せずには忍者道場は終われません!勇気を出して渡ってみてください。
忍者といえば、手裏剣ですよね。手裏剣道場では、施設スタッフの方が教えてくださいます。
投げる手裏剣はずっしり重い本格的な手裏剣!
こちらの手裏剣はお土産売場で販売されているので、おうちで練習も可能です(笑)
施設内で着ることができる忍者の貸衣装あるので、施設内ではちびっこ忍者があちこちにいてなごませてくれます。もちろん大人サイズもあるので大人もぜひ忍者になりきってください。
だいたいの施設が屋外になるので、天気の良い日がおすすめ。大人も子どもも思いっきり体を動かせる忍術村です!
【甲賀の里 忍術村】
住所:滋賀県甲賀市甲賀町隠岐394
営業時間:平日10:00~17:00(最終入村時間は16:00)
※都合により急遽の営業時間の変更や営業日程が変更になることもあるようです。
営業時間等の詳細は公式サイト記載の電話番号からの問い合わせを推奨。
ひとつ前にご紹介した甲賀町の「甲賀の里 忍術村」は、アスレチックや体を動かす体験系がメインの施設。次にご紹介するのはもう少し「忍者」を実際の資料や使ったモノなどから深く知ることができる施設「甲賀流忍術屋敷」です。
こちらは甲賀流忍者 甲賀五十三家筆頭格甲賀望月氏本家の旧邸。江戸時代元禄年間に建立されていて、当時の場所・状態で修繕・維持管理されてきた正真正銘の忍術屋敷です。内部は防衛建築として、屋敷のあちこちにからくりが施されています。
入場すると屋敷内は自由に見学をすることができます。屋敷の中にかくれているからくりを、ぜひ操作したり体験してください。
甲賀流忍術屋敷ホームページより
例えばこちらは、一見するとただの壁。この壁に背中をつけて、少しの力を加えるだけでくるんと回転してぴたりと閉まってしまいます。まるで消えてしまったようにいなくなってしまうというからくりです。
甲賀流忍術屋敷ホームページより
こちらは古典的からくり「落とし穴」です。単純にここに敵を追い詰めて落とし穴に落とすもの。落とし穴の深さは約3メートル。なかなか自力では抜け出せないようになっています。しかもこのからくりは、自衛手段として地下通路に繋がっていて、ピンチの時はここから屋敷外に抜け出せるようにもなっているんですよ。
資料室には、様々な忍具や忍術奥義を記した書物や巻物などが展示されています。より深く忍者を知るためにぜひじっくり見ていただきたいです。実際に鉄製の手裏剣を投げられる「手裏剣投げ体験」(有料)もあります。思いのほかずっしり重い鉄製の手裏剣がなかなか思い通りに投げられないのがおもしろい!
小学生も中・高学年になってくるとこういった資料室も十分楽しめるのではないでしょうか?大人と一緒に忍者研究楽しんでほしいです。
参考リンク:甲賀流忍術屋敷HP
【甲賀流忍術屋敷】
住所:滋賀県甲賀市甲南町竜法師2331
営業日:2021年12月現在、土・日・祝のみの営業(詳細はホームページをご確認ください)
営業時間:9:30~17:00 (入館は16:30まで)
2020年11月にオープンした、新しい観光スポット「甲賀流リアル忍者館」。こちらは甲南の情報交流センター「忍の里ぷらら」の中にある観光インフォメーションセンターの一部ですが、一部と言えどあなどれない、体験できる広場がギュギュっと詰まった楽しい忍者館になっています。
1階は主に忍者体験ができるエリア。隠れ身の術と言えば忍者の醍醐味!?ですが、木遁の術、土遁の術、水遁の術、金遁の術、火遁の術がそれぞれ体験できるようになっています。
水遁の術と聞くと、追ってから身を隠すために池に飛び込み、水中から出た筒を使って息をしながら敵が去るのを待っているシーンを思い浮かべませんか?でも実際は、池などに石を投げて相手がその音に気を取られている隙に逃げたり、川やお堀などを渡る術のことを言うんだそうです。
水遁の術のコーナーでは、水蜘蛛に乗って水上を渡っているかのような写真を撮ることできるようになっています。どの遁法でも楽しい写真が撮れるような仕掛けになっているので、撮った写真はぜひSNSにアップ!
2階では、甲賀流忍者の精神の案内や、壮大な忍者のプロジェクションマッピングが見ることができます。他にも「甲賀流忍者調査団展示室」があり、甲賀流忍者を紐解く資料やこれまでの調査が展示されていて、より深く甲賀忍者を知ることができます。
忍者と言えば、マンガやアニメにでてくる超人的なイメージを持つ方が多いかもしれませんが、この「甲賀流リアル忍者館」では名称の通り、地域に伝わる古文書や歴史文化資源から見える本当の忍者「リアルな忍者」として紹介されています。
子どもが楽しめるからと遊びに来て、逆に大人が夢中になってしまうなんてこともありそうな忍者の館。敷地内には、甲賀市に3ヵ所あるポケットモンスターの絵の描いてあるマンホール「ポケふた」もありますよ!
【甲賀流リアル忍者館】
住所:滋賀県甲賀市甲南町竜法師600
開館時間:10:00~16:00
入館料:無料
休館日:月曜(祝日の場合は開館)
年末年始(12月29日~1月3日)
参考リンク:甲賀流リアル忍者館HP
滋賀県のキャラクターとして有名なものはいくつかありますが、飛び出し坊やの看板も滋賀生まれとして全国的に有名なキャラクターのひとつです。
交通安全の啓もうのために作られた飛び出し坊やの看板。数年前にテレビで紹介されたことから人気が出だして、今やキャラクターグッズが販売されるまでに。滋賀を飛び出して全国で愛されています。
そんな飛び出し坊やの看板には、その地域地域で小学校のPTAや自治区の手作りのものもあり、オリジナリティーあふれるものがたくさん。甲賀といえば甲賀忍者!甲賀町や甲南町の忍者の飛び出し坊やの看板をご紹介します。
こちらのふたつは甲南町にある看板。飛び出し注意の看板が、観光PRキャラクターのにんじゃえもんになっています。つぶらな瞳と丸っこい体が特徴。コロコロしている感じがかわいい!
こちらは甲賀町にある看板。小学校のPTAの皆さんが作ったもののようですね。愛嬌のある忍者の顔が印象的!
この交差点では、あちこちから忍者が!
赤忍者と青忍者が角、角に。あともうひとつ。甲賀町では字看板にも忍者の姿が。
こちらは日本最大坐仏「いちいの観音」櫟野寺のある「櫟野(いちの)」の字看板。
さらにこんな手作り感あふれるかわいい忍者も!
さらにこんな忍者も!
こちらは甲賀市に合併する前、甲南町時代のゆるキャラ「まるのすけ」。メインの場所はほとんど「にんじゃえもん」に変わっていますが、甲南町では意外とまだまだあちこちにひそんでいます。
甲賀町、甲南町をドライブする際は、ぜひこんな看板を探しながらドライブしてみてはいかがですか?
飛び出し忍者は神出鬼没のため、Googleマップは挿入していません。あしからず!
今回は忍者スポットではなく、忍者グッズのご紹介です!
その名も「くのいちぽちゃん」。甲賀市で製造されている、カフェイン98%カットのコーヒーです。
妊娠中や授乳中のお母さんはカフェインに敏感になったりしますが、そんな女性にも優しいカフェインレスコーヒー。「くのいち」にはそんな意味合いがあるのかも。
その昔、忍者が栄養源や美容のために食べられていたと言われる大豆を使用し、その甲賀の大豆と非化学薬品のノンカフェイン豆を独自の製法でブレンドされたカフェインレスコーヒー「くのいちぽちゃん」。甲賀にある老舗の喫茶店「レストハウス 水車」のオーナーが作られた体に優しいコーヒーです。
くのいちをイメージさせる赤いパッケージが可愛い。
こちらはティーバッグ式で淹れるのも簡単。お湯の中に「ぽちゃん」と入れるから「くのいちぽちゃん」。カフェイン大量摂取が気になるコーヒー大好きな方などは、1日の中の1杯をカフェインレスにしてみるのはいかがですか?
甲賀市の道の駅やJA直売所などで購入可能です!
参考リンク:テンズホールズfacebook
甲賀市を颯爽と走る「忍びトレイン」をご存じですか?
忍者の黒装束をイメージする黒いボディに「忍」の文字、かっこいい!
この「忍びトレイン」は、2017年に甲賀市の忍者ブランドで知名度を上げ、誘客につなげる狙いで当初JR草津線を運行していました。
いつ会えるか分からない神出鬼没という話題性もあり、多くの忍者ファンが足を運びましたが、2021年6月にJR草津線での運行が終了となりました。
実はJR草津線での運行を終えたあと、信楽高原鐡道にて元気に走っているんです!
写真のシチュエーションだとまさしく漆黒の闇に浮かび上がる忍者のようです。
この時は、クリスマスシーズンで信楽駅のタヌキもサンタ衣装に身を包んでいます。幻想的。
信楽観光の際に、忍びトレインに出会える可能性はいかほどか!?遭遇できたらラッキーですよ!
参考リンク:信楽高原鐡道HP
令和のこの時代に、忍者YouTuberが存在するのを皆さんはご存じでしょうか?
自他共に認める「忍者オタク」が忍者の聖地である甲賀に住んで活動してみたかったということで、甲賀市の地域おこし協力隊員として活動しているのが忍者YouTuber 崇丸さんです。
忍者が好きというだけで、甲賀に住んでみたいと思う方がいるというのは、何と嬉しいことでしょう!なんてったって、三重大学大学院忍者・忍術学コースの第一期修了生という肩書もお持ちなので、好きという「だけ」というにはもう語弊がありますね。
嵩丸さんのYoutubeチャンネルには、再生リストの中に「甲賀地域おこし忍務」というリストが。中には、甲賀市内の小中学校の実際の給食「忍者給食」を紹介するものや、滋賀県住みます芸人さんとのコラボ動画があって甲賀市民としては好奇心くすぐられる動画がずらり。
他にも、同じく現世の「忍者」にインタビューする「Nin-terview(ニンタビュー)」や、忍者の歴史などをざっくり説明してくれる「ざっくり忍者の歴史」など、このチャンネルから次の忍者が生まれそうな動画が盛りだくさん。
普段は「甲賀流リアル忍者館」で、観光案内や甲賀忍者にまつわる観光企画全体にも携わっているという嵩丸さん。これからも魅力ある忍者情報の発信をよろしくお願いします!
参考リンク:忍者情報発信Youtubeチャンネル NinTube
お次にご紹介するのは、忍者をモチーフにした可愛いお菓子です!甲賀流秘伝菓子というネーミングがまた忍者心をくすぐります。
まずは、甲賀市観光先で見ちゃったら自分用にも買ってしまうぐらい、忍者可愛い手裏剣の形をしたクッキー。
茶色い色のクッキーはゴマの風味がしっかり感じられるゴマ味。もうひとつは竹炭を使った真っ黒なクッキー。こちらはプレーンな味になっています。ほろりとした甘さ控えめの味が、何枚でも食べてしまいそうなシンプルな原材料を使った手作りのクッキーです。
次の秘伝菓子は、手裏剣マークのパウンドケーキです。ゴマゴマの巻・ベリーベリーの巻・茶々茶の巻と、それぞれの味をうまくネーミングしてあります。
このパウンドケーキ、持った時のずっしり感じる重量感にオドロキ!ボリュームしっかりあります。でも生地は甘すぎないのでパクパクッと食べられちゃう1個の満足感が高めの嬉しいケーキなんです。
ゴマゴマの巻は、練りゴマといりゴマが使用されたゴマの味。ベリーべりーの巻はイチゴを使ったストロベリーの味。茶々茶の巻は玉露かりがね茶葉を使ったお茶の味となっています。どの味も真ん中にホワイトチョコが入っていて、それがどの味ともうまく合っています。
どちらも製造は、甲南にある福祉作業所「やまなみ工房 ゆとりあ」で行われているものです。デザインも味も「福祉作業所」というイメージを覆すお菓子になっていると思います。
手裏剣クッキーやゴマゴマの巻等、どちらも甲賀市内の販売場所は、甲南町の「リアル忍者館」や水口町の「花野果市」、土山町の「道の駅あいの土山」などになります。観光でも日常でもぜひ手に取って応援購入してほしいなと思います!
【「福祉作業所やまなみ工房 ゆとりあ」の基本情報】
住所:滋賀県甲賀市甲南町葛木877
公式:ゆとりあHP
甲賀市甲賀町は、薬の会社がたくさんある「くすりの町」として有名です。先に薬を預けておき、後に使った薬の代金をもらうという「配置売薬」で、富山・大和・佐賀と並ぶ四大売薬のひとつとして知られています。
というのも「くすり」と「忍者」は深い関りがあります。薬を売り歩く行商のようなことをして情報を集めたなんて言われもあり、だから甲賀町には製薬会社が多いという説もあります。
その甲賀町にあるのが「くすり学習館」。甲賀市が運営する、「人と薬の関わり、配置売薬などの歴史」を学ぶための施設です。
なんとこの学習館、入館無料。気軽に入ることができます。
展示されているのは、配置売薬など薬業関連の資料を集めたくすり看板や、製薬道具などが常設展示室に。企画展示室では、館蔵資料の展示やテーマに沿った企画展が行われています。
薬草の検索や美肌診断など体験・学習できるコーナーもあるので、ぜひ体験してみてください!事前の予約が必要なものもあるのでホームページをチェックしてからがおススメです。
【「くすり学習館」の基本情報】
住所:滋賀県甲賀市甲賀町大原中898-1
開館時間:9:30~17:00
休館日:毎週月曜日(祝日の場合は翌日)年末年始(12/29~1/3)
公式:くすり学習館HP
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