湖南市サイコー

甲賀市の人気の神社・お寺をまとめました!お寺や神社の参拝・御朱印巡りに活用してください。

2021年9月5日
滋賀県自習室

甲賀市には、地域の方に愛される神社や、全国的に有名なお寺などがそこここにあります。以前は、神社仏閣を訪れるのは年配の方が多い印象があったかもしれませんが、最近は御朱印を集める若い方も増加中。老若男女問わず人気!の甲賀市の神社・お寺をまとめてみました。

季節の花を楽しんだり、お守りを選んだり、休日をゆっくり過ごしてみてはいかがですか?

甲賀市のおすすめ神社・お寺情報は随時更新中です!

甲賀市の有名な神社仏閣【油日神社】(甲賀町)

甲賀市_油日神社

JR草津線油日駅から徒歩30分ほど。車でのアクセスは新名神高速道路土山IC・甲南ICどちらからも約20分。田んぼと集落が少し。穏やかな風景でそれだけで癒されます。

鳥居をくぐると、国の史跡ともなっている本殿があります。油日神社の本殿は、南北に本殿・拝殿・楼門 が一直線に並んでいます。この廻廊が取り付く中世の神社建築は、滋賀県内でもここ油日神社以外にはない貴重なものなんですよ。

境内な厳かな雰囲気で、まるでここだけ時間が止まっているような感覚を感じることができます。本殿の背後には、滋賀県指定自然記念物に指定されているコウヤマキが鎮座していて、樹齢750年の存在感に圧倒されます。この大きさは学術的にもとても貴重な樹木なので、訪れた際はぜひこのパワーをもらってください!

そしてこの油日神社は、ロケが多いことでも有名。映画「大奥」、朝の連続テレビ小説「わろてんか」などこの風景はあのシーン!と聖地巡礼に訪れる方も少なくありません。

歴史を肌で感じることのできる油日神社にぜひ訪れてみてください。

参考記事:多くの作品のロケ地として有名な甲賀市「油日神社」に行ってきました!厳かな雰囲気に納得!

【油日神社の詳細情報】

油日神社
所在地:滋賀県甲賀市甲賀町油日1042
参考リンク:【公式】油日神社HP

甲賀市の有名な神社仏閣【田村神社】(土山町)

甲賀市_田村神社

甲賀で厄除けと言えば、田村さん!ってみんなこたえるんじゃないでしょうか?田村神社を地元の人たちは敬愛を込めて「田村さん」というんです。

田村神社は、新名神高速道路土山ICからは車で5分。JR貴生川駅からバスで30分となっています。三重県に向かう1号線沿いなので車でドライブがてら訪れる方が多いと思います。

田村神社のご祭神は、平安初期の武人で、天性の才能に優れた「坂上田村麻呂公」。滋賀と三重の県境にある田村神社は昔から都から伊勢へと参宮する交通の要の場所でした。その昔、鈴鹿峠に現れる悪鬼退治の勅命を受け平定させたのが「坂上田村麻呂公」。嵯峨天皇の勅令によりこの土山の地に祀られることになったのでした。

厄除け田村神社の有名なお祭りが、厄除大祭の「田村まつり」。毎年2月17日・18日・19日の3日間行われます。この3日間は参道に賑やかな露店が並び、たくさんの参拝者が訪れます。

普段の田村神社も厳かな雰囲気が良いですが、ぜひこのお祭りの賑やかな時にも訪れてほしいです。

参考リンク:今年もやってきました!田村神社の厄除大祭「田村まつり」2020!行ったことがない方は今年こそぜひ!

【田村神社の詳細情報】

田村神社
所在地:滋賀県甲賀市土山町北土山469
参考リンク:田村神社HP

甲賀市の有名な神社仏閣【大池寺】(水口町)

甲賀市_大池寺

水口町の街中から、一歩足を踏み入れるとそこは別世界。そんな感覚にさせてくれるのが「大池寺」です。大池寺は、美しいさつきの刈り込みがある「蓬莱庭園」が有名です。

甲賀市_大池寺

このお庭、見たことありませんか?蓬莱庭園とは江戸初期寛永年間に小堀遠州の作として伝えられたサツキの大刈り込み鑑賞式枯山水庭園。歴史のある庭園で春はさつき、秋は紅葉と自然の木々の美しさが際立っています。

もうひとつ、仏像好きの方はご存じ。甲賀三大仏が坐するお寺でもあります。甲賀三大佛は、櫟野寺の「薬師如来坐像」、十楽寺の「阿弥陀如来坐像」、そして大池寺の「釈迦如来坐像」の3体となっています。この「釈迦如来坐像」は、人々をこの苦しみの世界から苦しみの無い世界へ導くために教えを説かれ、仏の世界にお送り下さる仏さま。前で手を合わせるだけで、その深いまなざしに癒されることでしょう。

ぜひ一度訪れて、自然に囲まれながら仏様に見守っていただける時間、体感してみてください。

【大池寺の詳細情報】

大池寺
所在地:滋賀県甲賀市水口町名坂1168
拝観料:大人400円、中学生300円、小学生200円
参考リンク:大池寺HP

甲賀市の有名な神社仏閣【大鳥神社】(甲賀町)

甲賀市_大鳥居神社

この朱色の楼門が印象に残る甲賀町の「大鳥神社」。夏には宵宮・本祭と2日を通して行われる「大原ぎおん」がにぎわう、地元の方が昔からの氏子組織をしっかり守っている神社です。

この「大鳥神社楼門」は国登録文化財となる由緒あるもの。この楼門含める社務所や拝殿回廊等は1915(大正4)年の不慮の火災により焼失したのですが、1919(大正8)年に復興したものだそうです。

甲賀市_大鳥居神社

楼門をくぐると、立派な拝殿があります。こちらも国登録文化財。大鳥神社の社殿の多くが国登録文化財に指定されていますが、この拝殿は特に外観が美しく、社殿の中で際立っています。

大鳥神社は京都祇園八坂神社の分霊を祀ることから、甲賀では油日神社同様最も由緒ある神社のひとつとなっています。毎年7月23日、24日に行われる大鳥神社の例大祭は「大原ぎおん」と言われ、特色ある神事が繰り広げられる「荒祭り」として有名なんです。

灯籠を人々の頭に載せて宮入りし「インヨーイソーラ」と歌って灯籠をぶつけあう宵宮。本祭では、花鉾につけた造花を参拝の人達が奪い合う「花奪神事」が華麗さと荒々しさで知られています。飾られた花を取ろうとする人とそれを取られないぞと青竹で叩く人の風景は、「壮絶」(笑)です。「喧嘩祭り」とも言われるのも納得。

甲賀市_大鳥神社

手水舎には花が浮かせてあって、なんだかとっても華やか。最近新型コロナウイルスの感染を防ぐため、手水の使用を中止する神社が多い中、少しでも心が和むようにと全国の神社に広がっているそうです。

甲賀市_大鳥神社

紅葉の時期は朱色の楼門にそろえるように、周りのモミジが紅く染まりとても風情があります。夏のお祭りや、紅葉の時期、ぜひ時期をあわせて行きたい神社です。

【大鳥神社の詳細情報】

大鳥神社
所在地:甲賀市甲賀町鳥居野782
参考リンク:大鳥神社HP

甲賀市の有名な神社仏閣【櫟野寺(らくやじ)】(甲賀町)

甲賀市_らくやじ

甲賀町櫟野(いちの)にある櫟野寺(らくやじ)。この櫟野寺が一躍有名となったのは、イラストレーターのみうらじゅんさんとタレントのいとうせいこうさんがこの櫟野寺の本尊であり、国の重要文化財「十一面観音菩薩像」の素晴らしさを語ったことと、2016年に開催された東京博物館で「特別展「平安の秘仏―滋賀・櫟野寺の大観音とみほとけたち」が開催されたことにあります。

2018年には櫟野寺で33年に1度の大開帳が行われ、普段は見ることができないご本尊「十一面観音菩薩坐像」が公開されました。この仏像の特徴はとにかく大きい。日本最大の坐仏で、高さ約3メートルの一木造り!台座や光背を含めると5メートルを超える大きさです。

甲賀市_らくやじ

ご本尊だけではなく、櫟野寺には重要文化財に指定される平安時代の仏像が20体も伝わります。その数は、優れた仏像が数多く残る滋賀県でも珍しいこと。その昔、甲賀町櫟野の辺りは、甲賀杣といわれ良質の木材の産地だったことが、平安仏の宝庫と言われる所以です。

現在は甲賀市の三大仏として、水口町の「大池寺」、土山町の「十楽寺」、甲賀町の「櫟野寺」の観光もおススメされていて、櫟野寺の仏像は「薬師如来坐像」とされています。車がないとちょっと不便ですが、ぜひ3つ巡っていただきたいパワースポットです。

【櫟野寺の詳細情報】
櫟野寺
所在地:滋賀県甲賀市甲賀町櫟野1377
拝観料:大人500円、中学生300円、小学生以下は保護者同伴に限り無料。
拝観時間:9:00~16:00
拝観休止期間:12月17日~1月3日
参考リンク:櫟野寺HP

甲賀市の有名な神社仏閣【十楽寺】(土山町)

甲賀市_お寺まとめ

甲賀三大仏 大池寺の「釈迦如来坐像」、櫟野寺の「薬師如来坐像」ときて、最後にご紹介するのが「摩耶夫人立像」のある「十楽寺」です。十楽寺は、新名神「甲賀土山インター」より約5分のところにあるお寺。公共交通の最寄りというと甲賀駅になりますが、そこからタクシーで20分ほどはかかるので車で訪れるのが便利でしょう。

三大仏のひとつ「摩耶夫人立像」の他に、本尊である日本最大級の「丈六阿弥陀如来坐像」、「十一面千手観音」、「救世観音坐像」などがあり、どれも貴重な仏像が安置されています。

三大仏の「真矢夫人立像」の真矢夫人とは釈迦の生母である方とのこと。紀元前566年(紀元前624年、紀元前463年とする説もある)に釈迦を生み、釈迦の生後7日後に没した彼女はのち忉利天に転生したといわれています。

コチラの十楽寺では仏教における行のひとつである念仏をお寺体験することができます。念仏とは仏の姿や功徳を思い描いたり、その名号を口に出して呼ぶことを言い、こちらは要予約です。また住職による「心のなんでも相談室」も受けておられています。だれにも話すことができないなんてことも、住職のお言葉でふわりと肩の荷が楽になるかもしれませんね。

【十楽寺の詳細情報】
十楽寺
所在地:滋賀県甲賀市土山町山中351
拝観料:大人500円 小学生200円
参考リンク:十楽寺HP

甲賀市の有名な神社仏閣【白川神社】(土山町)

甲賀市土山町にある白川神社の鳥居

新名神高速道路土山インターを降りて車で5分程度のところに白川神社があります。白川神社は、古くは「牛頭天王社」「祇園社」などと呼ばれており、由緒ある神社です。

白川神社では、毎年夏に行われる花笠神事が荒々しい神事として有名。花笠巡行は、総代・宮組長共に伝統の装束を身につけて、花傘の巡行順を決める「籤取り式」から始まり、災厄を打ち払う「剣先鉾」、疫病を祓い除ける「扇鉾」、各組から奉納される14基の花傘も加わり、東海道を白川神社へと巡行します。

花傘巡行によって集められた町中の疫病、災厄をこの神事で鎮めるのです。花傘鉾から花を奪い合う「花奪い行事」は土山の夏を代表する伝統行事。

最後は「神輿の宮出し」。担ぎ棒の丸太も含めると1tを越える御輿を拝殿から担ぎ出します。注目すべきところは、神輿の担ぎ棒の括り方。激しい動きでも緩まないよう独特の角のような括り方が特徴です。

土山町にある白川神社の鳥居

ひっそりとしていますが厳かな雰囲気で訪れる人を静かに迎えます。

白川神社の願掛けの仕方を説明した看板

みちびきの宮と呼ばれる白川神社は、願掛けにご利益があるといわれています。境内には願掛けの方法を説明する看板が。昔のドラマなどで見たことがあるお百度参り。成就させたい願い事がある方はぜひ。

【白川神社の詳細情報】

白川神社
所在地:滋賀県甲賀市土山町南土山261
参考リンク:白川神社HP
参考リンク:甲賀市観光ガイドHP

甲賀市の有名な神社仏閣【檜尾神社】(甲南町)

甲賀市甲南町にある檜尾神社。本殿に向かう鳥居と石段。

甲賀町と甲南町の境、田んぼのなかにスクッとたつ鳥居が印象に残る神社が檜尾神社です。主祭神は、天津彦彦火瓊々杵尊(あまつひこひこほのににぎのみこと)。

檜尾神社を説明する甲賀市設置の案内板

社殿によると、この天津彦彦火瓊々杵尊がその昔付近にあった滝池に降り立ちました。瓊々杵尊が青龍となり雲中に現れ、炎気の尾を垂れたため、「火尾」として祀ったところ火災がたびたび起きたことから、「檜尾」と改めると火災が止むようになったといわれています。そのことから火災除、方除の神として信仰されています。

本殿に向かう石段は、1466年(文正元年)滝の領主、多喜土佐が奉納したもの。寄進刻名は中世室町時代の銘文で非常に珍しく、県内では最古の貴重な記念銘銘です。

本殿は、県の文化財に指定されております。2017年(平成29年)に解体修理が完了しており、現在は朱色の鮮やかな色がとても美しい立派な本殿を見ることができます。

檜尾神社で販売されているお守りや絵馬など。

お守りや絵馬なども販売されているので、お土産や記念に購入することができます。

所在地:甲賀市甲南町池田55-1
アクセス:JR草津線「甲賀駅」から徒歩20分/新名神甲南ICから車で10分
駐車場:30台あり
参考リンク:滋賀観光情報

甲賀市の有名な神社仏閣【水口神社】(水口町)

甲賀市水口町にある「水口神社」

水口町市街地の真ん中、甲賀市役所のすぐそばにあるのが水口神社です。街の中でありながら、この水口神社の敷地に入ると静かで凛とした空気を感じてもらえることと思います。

水口神社の大鳥居

入口を入ると、まず立派な鳥居が目に入ってきます。御祭神は大水口宿禰命(オオミナクチスクネノミコト)。創建は古く定かではありませんが平安時代の延喜式に古社として近江国155座甲賀郡8座の1に選ばれたと残されています。

水口神社の古く美しい社殿

どれも古く綺麗で手入れが行き届いている社殿。思わず背筋が伸びる雰囲気が気持ちよく感じられます。

水口神社にある曳山祭りの案内板

年中行事の中の一番人気は春の例大祭。通称「水口曳山祭り」です。県の無形民俗文化財に指定されているこの祭のメインは豪華な曳山。その中で演奏される力強い水口ばやしは祭りを盛り上げるひとつになっています。現在では祭礼以外でも盛んに演奏されるほど好評です。

忙しい毎日の中で、深呼吸したくなったら水口神社に行ってみてはいかがでしょうか。

また2月には節分祭がおこなわれています。2017年に参加した際のレポートは、下記よりご覧いただけます。

参考リンク:家族連れに優しい夜19時スタート!甲賀市水口神社の「節分祭」に行ってきました。

所在地:滋賀県甲賀市水口町宮の前3-14
アクセス:近江鉄道水口城南駅から徒歩で5分
参考リンク:水口神社HP

甲賀市の有名な神社仏閣【新宮神社】(信楽町)

甲賀市信楽町にある「新宮神社」

信楽高原鐡道「信楽駅」を降りて、まっすぐ歩くこと10分ほど、新宮神社は街中にある、鎮座1300年の歴史の由緒ある神社です。

御祭神は素盞鳴尊(スサノオノミコト)櫛稲田姫尊(クシイナダヒメノミコト)大山津見神(オオヤマツミノカミ)。戦争の兵火や大風での大破など再建を重ねて現在の社があります。

災厄や邪気を祓う神事である節分祭は、氏子崇敬者の除災招福を祈る祭として毎年還暦者の奉仕により福まきが行われています。地元の方が集まって賑わうお祭りです。

今では焼き物・陶芸の街のイメージが定着した信楽ですが、これは昭和天皇陛下が1951年(昭和26年)に信楽の地に行幸された際、たぬきの置物が日の丸の小旗を振ってお出迎えしたことで全国に広まったといわれています。この神社には天皇陛下がその時詠まれた歌碑もあるのでそちらも参拝の際は見てみてくださいね。

新宮神社の陶器製の狛犬

そんな焼き物の街の神社なので狛犬も陶器製っていうのが、なんだかほっこりします。

信楽を舞台に描かれたNHKの朝ドラ「スカーレット」のロケにも使われた神社です。信楽観光の際には、ぜひこの厳かな新宮神社も訪れてみてください。

【新宮神社の詳細情報】

新宮神社
所在地:滋賀県甲賀市信楽町長野1151-1
アクセス:信楽高原鉄道「信楽駅」から徒歩10分程度
参考リンク:新宮神社HP

甲賀市の有名な神社仏閣【矢川神社】(甲南町)

甲南町にある矢川神社

夏の七夕祭りが有名で、地元では親しまれている矢川神社。神社の創立は明らかではありませんが、延喜式神名帳にも掲載されている古社です。楼門が滋賀県指定有形文化財として登録されています。

甲南町にある矢川神社の楼門

この楼門は、社記によると文明4年に大和国布留郷五十余村からの雨乞いの返礼として寄進建立されたと伝えられています。本来は二階造り楼門であったらしいのですが、文禄年間の大風で上階を失い現在の形になっているようです。

前記の七夕祭りの際は、近所の子どもたちが七夕の笹飾りが持ち寄り、境内は多くの笹で飾られます。祭りの終わりには雨乞い・水の神様と云われ火防せの由縁がある事から、迫力のある甲賀手筒花火が奉納されるとあって地元の方や子どもたちが楽しみにしているお祭りです。

矢川神社の紫陽花でうめつくされた手水舎

訪れた時期は紫陽花の時期。手水舎には色とりどりの紫陽花で埋め尽くされていました。時期によってその時々の花が浮かんでいるので、綺麗なお花をお楽しみください。

【矢川神社の詳細情報】

矢川神社
所在地:滋賀県甲賀市甲南町森尻310
アクセス:JR草津線 「甲南」 下車 徒歩 20分
駐車場:あり
参考リンク:滋賀びわ湖観光情報

甲賀市の有名な神社仏閣【瀧樹神社】(土山町)

甲賀市土山町にある瀧樹神社

新名神高速道路「土山インターチェンジ」からすぐのところにある「瀧樹(たき)神社」は、一歩入るとその神聖な空間に背筋がのびるそんな神社です。

境内社は2470年より天満宮が鎮座されている由緒ある「瀧樹神社」ですが、例祭である「ケンケト踊り」でご存じの方も多いのではないでしょうか。毎年5月3日、小学生の男子が孔雀などの羽を付けた飾りを頭に被り、袴に振袖姿で太鼓などを打ち鳴らし棒振り2人が踊る「ケンケト踊り」は、昭和59年には国選無形民俗文化財に指定されています。

土山町瀧樹神社の鳥居

鳥居をくぐるとずらっと並ぶ灯篭が圧巻の数。

土山町瀧樹神社の境内にあるご神木

境内には樹齢約600~700年と言われるご神木も。ちゃんと囲われていて、案内もありました。

土山町瀧樹神社にあるユキワリイチゲの案内板

また瀧樹神社一帯は、絶滅危惧増大種の「ユキワリイチゲ」の群生が見られる貴重な区域であるため、保護区に制定されています。

春先には、繊細で可憐なユキワリイチゲの群生が見られるため、たくさんの参拝者で賑わっています。

甲賀市土山町にある瀧樹神社
甲賀市土山町にある瀧樹神社

奥には非常に立派な2社並びの本殿があります。

土山町瀧樹神社のすぐそばを流れる野洲川

すぐそばには野洲川が流れていて、川の音と木々が少しの間非日常に連れ出してくれるそんな「瀧樹神社」です。東海道・土山宿の近くなので、観光の際にはぜひお立ち寄りください。

【瀧樹神社の詳細情報】

瀧樹神社
所在地:滋賀県甲賀市土山町前野155
アクセス:新名神「土山インターチェンジ」より車で5分
駐車場:あり
参考リンク:甲賀市観光ガイド

甲賀市の有名な神社仏閣【柏木神社】(水口町)

柏木神社境内の中から外を見た景色

柏木神社は、アルプラザ水口平和堂や1号線の通るすぐ近く、賑やかなエリアにある身近な神社です。行こうと思えばすぐ行ける場所にあるけれど、そこに神社があることを意識することはあまりないかもしれません。

でも一歩足を踏み入れると、そこは静かなパワースポット。凛とした空気を感じてもらえると思います。

水口町柏木神社

創建は白鳳元年(673)。創建当初は大己貴命と誉田別命を祀り信仰を集めましたが、天正8年織田信長の軍勢が当地を攻めた時に、楼門は安土の総見寺に移され、今も国の重要文化財として現存しています。宝物や古文書もその時に焼失してしまいました。現在の柏木神社の楼門は日野町の中山寺の寺門が移されたものです。

水口町柏木神社楼門

中世の甲賀では、甲賀武士たちが組織を作り自治を行うなど、独自の活動を行っていたことが知られています。この柏木神社はそういった土豪たちの結集の場、活動の場だったと考えられているそうです。

水口町柏木神社本殿

立派なお社は全体的に黒っぽい塗装になっているからか、なんだかモダンに見えます。

水口町柏木神社観光案内板

日常のすぐ近くにある、歴史ある柏木神社です。近くを通った時はふらりと寄り道いかがですか?

【柏木神社の詳細情報】

柏木神社
所在地:滋賀県甲賀市水口町北脇187
アクセス:新名神高速道路甲南IC・土山ICどちらからも約20分
駐車場:あり(20台)
参考リンク:甲賀市観光ガイド

甲賀市の有名な神社仏閣【大宮神社】(土山町)

土山町にある「大宮神社」

大宮神社は、甲賀市土山町のちょっと奥まったところにあります。静かな山あいに鎮座する、大きくはありませんが厳かな雰囲気のある神社です。

春に行われる黒川花笠太鼓踊りという例祭は滋賀県の指定無形民俗文化財に指定されています。

この踊りには五穀豊穣・雨乞いの祈りが込められたものですが、今も継承されるものは「神楽踊り」と「大黒踊り」のみになっています。「大黒踊り」は唄の中に家の新築を祝う文言と工事の安全弥栄等を祈念する文言があり、工事の安全弥栄等を祈念する踊りでもあるそうです。

夏には、境内いっぱいに掲げられた提灯が見ものの「みたま祭」が盛大に行われます。

土山町にある「大宮神社」

近くには田村川が流れ、山が近く感じる自然豊かな場所になります。

土山町にある「大宮神社」

掃除が行き届いていて、とても綺麗です。

土山町にある「大宮神社」

大宮神社に訪れた時には、周りを散歩してみてください。深呼吸したくなる風景に癒されるはずですよ。

【大宮神社の詳細情報】
所在地:滋賀県甲賀市土山町黒川1039
アクセス:新名神高速道路土山インターから国道1号線経由亀山方面に約15分、猪鼻交差点を左折して1.5km。
駐車場:あり
参考リンク:大宮神社HP

甲賀市の有名な神社仏閣【正福寺】(甲南町)

甲南町「正福寺」

JR草津線甲南駅から約2.5km。新名神高速道路の甲南インターチェンジに近いところにあります「正福寺」。近江西国巡礼三十三箇所の札所のひとつです。田舎の小さなお寺のような印象を与えますが、このお寺の由緒沿革には日本の歴史上有名な人物2名の名前が記されています。

甲南町「正福寺」

この正福寺を開基したと伝えられている人物はなんとあの「聖徳太子」。その聖徳太子により本尊十一面観音菩薩・釈迦如来・地蔵菩薩・四天王及び山門の金剛力士像等、太子一刀三礼の御霊佛が製作されました。江戸時代には今度は「将軍徳川家」の祈願所となり、他に例を見ない北向きの観音・世継ぎ観音の寺として、広く信仰されてきたんだそうです。

甲南町「正福寺」
甲南町「正福寺」
甲南町「正福寺」

境内は広く、石段を登ると本堂をはじめ鐘楼などがあります。本堂の寿司の中に木造十一面観音立像と木造釈迦如来坐像が安置されています。こちらは33年ごとに開帳、17年ごとに中開帳のほかに、毎年8月10日に開扉されるので、少しでも近くに感じられる夏に訪れてみるのもいいのではないでしょうか。

【正福寺の詳細情報】
所在地:甲賀市甲南町杉谷2928
アクセス:JR草津線甲南駅から車で5分
駐車場:あり
参考リンク:滋賀びわ湖観光情報

甲賀市の有名な神社仏閣【総社神社】(水口町)

水口町総社神社

国道307号線を信楽に向かって、水口市街地から少し離れたあたりから見えるのが「総社神社」です。創立については明確ではありませんが、現在の本殿とされているのは明治13年頃に建立したものだとされています。

水口町総社神社

こじんまりとした印象の境内ですが、本殿周辺や敷地内がとてもきれいに清掃されていて気持ちが良い空間です。本殿も歴史を感じる古さはありますが、清々しい雰囲気があります。

水口町総社神社

総社神社には伝統的観光行事として脚光をあびている神事があります。毎年7月18日に行われる麦酒祭です。嘉吉元年(1441)の本殿修復完成のとき、竣工祭とあわせて新麦をもって麦酒を醸り、麦の豊作を感謝し、年々の豊穣に合わせて暑気の悪病除を祈願したことが始まりとされる行事です。

地域で選ばれた「宮守」が前日に飯道山で清水を採水し、今年収穫された麦とこうじを混ぜて発酵させ、夜を徹して仕込むという手法が今も引き継がれています。これはビールの祖とも言われていて、わざわざ遠隔地から参拝に来られることもあるそうです。

室町時代から続くこのお祭り。地元の方の信仰と継続させようという想いに尊敬の念が湧きます。

水口町総社神社

ビール好きのあなた、今年の夏は水口の総社神社に訪れてみてはいかがですか?

【総社神社の詳細情報】
所在地:滋賀県甲賀市水口町牛飼572
駐車場:あり
参考リンク:滋賀びわ湖観光情報

甲賀市の有名な神社仏閣【日吉神社】(甲南町)

甲南町日吉神社鳥居

JR草津線「寺庄駅」などから車で10分もかからないけれども、周りの景色はのどかそのもの。日吉神社はそんなところにあります。

甲南町日吉神社歴史を感じさせる社殿

創祀年代不詳。往昔坂本日吉大社東本宮の祭神大山咋神を勧請し山王大権現と名づけられています。宝永五年十一月社殿を再造、これが現在の社殿だそうです。その後明治維新のあと、日吉神社と改名されています。

宝永5年とは1708年となるので、2022年現在300年以上前に建築された社殿となります。古い木からその歴史が感じられますね。300年前の人も触れたものに今もこうやって触れられるというのはなんだか圧倒されます。

甲南町日吉神社の倉庫

敷地内には神輿蔵と思われる倉庫もあります。

甲南町日吉神社の前の桜並木

この日吉神社の前には川があり、春はその川沿いの桜並木がきれいに咲くので人気の場所になります。

田舎ですので混みあうということがないのも、メリット。それぞれがゆっくり散歩できるようになっています。

訪れるならぜひ春の桜の季節にどうぞ。

【日吉神社の詳細情報】
所在地:滋賀県甲賀市甲南町野川1312
参考リンク:滋賀県神社庁HP

甲賀市の有名な神社仏閣【佐治神社】(甲賀町)

佐治神社

美味しいもち米が育つことからこめどころとして有名な甲賀町小佐治。その小佐治を通ると目に留まる立派な神社が「佐治神社」です。

この日は天気も良く、まさに神社という清々しい空気が満ちていました。手入れがしっかりされていることが分かります。

佐治神社

御祭神は伊邪那岐命 伊邪那美命 大穴牟遅神とあります。現存する社殿は、江戸中期延享元年に再建されたもの。末社は三殿あり農業の守護神として東に風宮、西に龍王社、南に稲荷社が祀ってあります。こめどころに頼もしい神様たちですね。

佐治神社

こちらは近景。鳥居が歴史を感じさせます。

佐治神社

厳かな気分になる場所です。

佐治神社の向かいには川があり、その川沿いは春になると桜がきれいなんです。

神社と田園風景と桜。タイムスリップしたような原風景を感じることができます。ふらりと訪れるのにはピッタリですよ。

【佐治神社の詳細情報】
所在地:滋賀県甲賀市甲賀町小佐治1958
参考リンク:滋賀県神社庁HP

甲賀市の有名な神社仏閣【櫻神社】(甲南町)

甲南町櫻神社

櫻神社を訪れたのは、その名前にぴったりな桜咲く4月。華奢な桜の枝からハラハラと花びらが散ってとても綺麗な風景です。

甲南町櫻神社

甲南町柑子にある櫻神社は、社伝によれば僧最澄日吉大神を桜の樹の下に奉祀したのが創祀とのこと。やっぱり桜にまつわるストーリーがあるから櫻神社なんですね。他にも、此の地の城主望月重房の遠祖、滋野親王を桜大明神と言い文明十一年創祀とも言われているそうです。

甲南町櫻神社

応永三年再建享和三年更に改築されたのが現在ある社殿です。 明治九年十月村社、大正三年四月幣帛供進社に指定されています。

甲南町櫻神社

境内社は浅間神社 金比羅神社 津島神社 稲荷神社 愛宕神社 若王子神社 天満神社。境内社とは、神社の境内にある摂社や末社の事ですが、この櫻神社にはたくさんの境内社があるんですね。

この櫻神社のすぐ近くの野川にも、川沿いに桜並木があり桜の季節は見事です。そちらも一緒にぜひ、桜の時期に参拝されることをおススメします。

【櫻神社の詳細情報】
所在地:滋賀県甲賀市甲南町柑子680
参考リンク:滋賀県神社庁

甲賀市の有名な神社仏閣【愛宕・陶器神社】(信楽町)

信楽町の愛宕・陶器神社

信楽の町からそれほど遠くない愛宕山山頂に陶器神社はあります。愛宕神社、秋葉神社とも呼ばれ併記もされています。紫香楽一乃宮である新宮神社の境外摂社です。

信楽町の愛宕・陶器神社

町から遠くはありませんが、社殿に着くまでの道のりはかなりの階段を上ることになります。

信楽町の愛宕・陶器神社

緑が深い山の中という雰囲気。これだと夏の暑い日でも少し体感温度は低くなるでしょう。

信楽町の愛宕・陶器神社
信楽町の愛宕・陶器神社

これでもかと急な階段が続きます。幅も狭く苔むしているので十分気を付けて挑んでください!

信楽町の愛宕・陶器神社

東京都港区の芝にある愛宕神社は、徳川家康が慶長8年に幕命によりここの愛宕神社の分霊を江戸に移し祀ったものといわれています。

信楽町の愛宕・陶器神社

信楽の女性陶芸家をモデルにしたNHKの朝の連続テレビ小説「スカーレット」では、火まつりで主人公喜美子と八郎が参拝したシーンがこの神社で撮影されています。撮影場所を回る聖地巡礼に訪れる観光客に分かりやすいように目印が建てられています。

信楽町の愛宕・陶器神社

信楽のお祭り、火まつりの際はこの神社に松明を奉納します。陶芸の町ならではの陶器の鳥居や狛犬を見ることができて、ちょっとほっこりします。

ちょっと神社があるらしい・・・程度の軽い気持ちでは、心が折れるかもしれないので(笑)、覚悟を持って参拝するのをおすすめします!

【愛宕・陶器神社の詳細情報】
所在地:滋賀県甲賀市信楽町長野
参考リンク:信楽観光協会

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