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【石山エリア】【体験レポート】滋賀の発酵食といえばやっぱり鮒寿司!大津市の「至誠庵」で新しい味わいを発見して【ニオイが気にならないスイーツあり】

投稿日:2019年6月8日 
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ヨーグルトやキムチ、納豆など、体に良いとして注目される発酵食。多くの発酵食品がありますが、滋賀県民なら、やっぱり「鮒寿司(ふなずし)」を挙げてほしい!

鮒寿司は、独特のクセがあるため、大好きな人と苦手だという人が両極端。とはいえ、実際には食べたことがないのに、強烈なニオイがするとしてマイナスイメージを持っている方も多いかもしれません。

しかし、侮ることなかれ、鮒寿司の歴史は古く、寿司の元祖ともいわれているもの。乳酸発酵した独特のニオイはありますが、その分、乳酸菌やミネラル、ビタミンの宝庫とされています。

そんな鮒寿司にちなんだ商品を、より気軽に食べやすく、おいしく加工して提供されているのが石山にある「至誠庵」です。

お土産としてもおすすめの「ふなずしパイ」や「ふなずしクッキー」のほか、鮒寿司のエキスを使った「ポン酢」など、発酵食を手軽に取れる商品を提供中。併設された飲食店「湖舟」では、鮒寿司をつかったメニューもあり、発酵食マニアの方なら、必見のお店です。

見出し

至誠庵(湖舟)へのアクセス


至誠庵は、石山寺につづく観光駐車場の一角にあるお店。参道にあるお土産物店からすぐ隣の敷地であり、石山寺山門の正面から入れば、すぐ左手の店舗です。

多くの観光客が訪れる石山寺の近くということもあり、公共交通機関での移動もしやすい立地。電車での移動であれば、最寄り駅となる京阪石山寺駅から徒歩5分。バスなら「石山寺山門前」下車すぐのところにあります。


Googleマップはこちら
住所:〒520-0861 滋賀県大津市石山寺3-2-37


専用駐車場はないため、車での移動の場合には、石山寺観光駐車場を利用しましょう。一般の乗用車であれば、駐車料金は600円。バイクは200円です。

至誠庵の美味しい発酵食「ふなずしスイーツ」を手土産にしよう!


鮒寿司には興味があるけど、なかなか食べる機会がない方も多いはず。しかし、鮒寿司は「風邪を引いたら鮒ずし、おなかの調子が悪ければ鮒寿司」と言われるほどの健康食。乳酸菌がたっぷり入っているのはもちろんのこと、タンパク質やカルシウム、ビタミンB1なども豊富に含まれるそうです。

強烈なニオイがあることで有名ですが、逆にいえば、ニオイさえ気にならなかったら、栄養価の高い鮒寿司を食べない理由なんてありませんよね。

至誠庵さんは、長年、手作りの鮒寿司を提供し、観光客だけでなく、地元のリピーターさんにも愛されているお店。以前より開店していた飲食店「湖舟」を譲り受け、県内では珍しい飲食もできる鮒寿司店となっています。


入ってすぐのショーケースには、鮒寿司はもちろん、滋賀県ならではのお惣菜である「えび豆」や「もろこの佃煮」なども並んでいます。さらに奥に進むと、レジ前に並ぶスイーツたちが出迎えてくれました。


こちらのスイーツは、なんと鮒寿司と一緒に漬けたときに出る飯(いい)を使ったもの。

「ふなずしパイ」にはプレーンとシナモン味、チーズ味の3種類。チーズ味を購入してみたところ、鮒寿司の気になるニオイはほとんどなく、食べやすい!

鮒寿司もチーズも、どちらも発酵食品であり、一緒に組み合わせても違和感は全くありません。シナモン味なら、シナモンの風味が鮒寿司特有の発行臭も消え、マイルドな甘みが加わって、より食べやすくなっているはず。逆に、鮒寿司のニオイが好きだという方には、プレーンタイプがオススメです。

ふなずしパイは、一般的なパイ生地に、鮒寿司の飯(いい)をのせて焼いたというシンプルなもので、すべて店内で手作りされています。


そのほか、「ふなずしイイクッキー」や「ふなずしイイおかき」など、すべて店内で手作りされた鮒寿司スイーツもあります。滋賀県ならではの手土産として持参すれば、会話の糸口として話題も膨らみそうです。鮒寿司が好きな人はもちろん、食べたことがない人にも、お土産として選んでみて。

食わず嫌いのままで、鮒寿司のマイナスイメージを持ち続けるよりも、まずは、こんなお菓子から試してみてはいかがでしょうか?

至誠庵 姉妹店「湖舟」のやみつきになる「びわ湖ふなずしグリーンカレー」実食レポ


至誠庵と併設される「湖舟」は、古くからある老舗の郷土料理店。もともと至誠庵はお土産物店であり、別店舗として湖舟という飲食店がありました。ここでしか味わえない「志じみ釜飯」が有名で、もともとは至誠庵とは別のオーナーが経営されていたものです。

瀬田川の名物「しじみ」を使い、石山をはじめ滋賀県を元気にしたいという元オーナーの想いを受け継ぎ、現在は至誠庵に併設された姉妹店として運営されています。

ここでの人気メニューはもちろん、「志じみ釜飯」ですが、手作りの鮒寿司を提供する至誠庵がオーナーとなったことで、新たなメニューも提供中。


そのひとつが、「びわ湖ふなずしグリーンカレー」!

大津市のご当地グルメとしてスタートした「おおつ近江米カレー」シリーズのひとつとして、鮒寿司を使ったグリーンカレーが提供されています。地産地消を一皿で表現するものとして、2018年からは新たなルールも。まず、近江米をはじめ、滋賀県産の食材を使用していること、そして、トッピングの追加やインパクトのあるカレーなど工夫が見られることが「おおつ近江米カレー」の基本。

この「びわ湖ふなずしグリーンカレー」もルールに従って、炊き立ての近江米や地元野菜が使われています。なにより、インパクトのある「びわ湖」の形のご飯! そこに加わるのがトッピングの鮒寿司の「飯(いい)」です。


というわけで、さっそく実食!

びわ湖の形のご飯は、つやっつや。釜飯同様に、注文を受けてから炊くというこだわりぶり。まず、グリーンカレーを一口いただいてみると……意外と辛い! 本格的なグリーンカレーで、スパイシーな仕上がりです。個人的に、辛口は大好きなのでうれしい。

なかの具材は、日本風に近いニンジンなどの野菜に加え、とろっとろのチキン。炊き立てのご飯に、本格的なグリーンカレーだけでも、十分満足できる美味しさです。

さて、ここからがチャレンジ。トッピングとして別皿に盛られた鮒寿司の「飯(いい)」をプラスしてみました。
 

………!!! なんと、驚きのベストマッチ!

 


チーズのような風味と独特の酸味を持つ「飯(いい)」が、辛めのグリーンカレーをマイルドにしてくれます。さらに、濃厚さが増して、食欲がそそる味わいに。

飯(いい)単体で食べると、酸っぱさが気になりますが、グリーンカレーに混ぜるだけで、こんなにも美味しくなるとは……。 ただ、飯+グリーンカレーだけだと、やや濃い目。

そこに、炊き立ての白米を足すと、辛くなった口のなかが中和されて、いくらでも食べられそう。釜飯のように炊飯されたご飯だから、ところどころ少し固い部分もあって、これがまた異なる食感が楽しめます。

トッピングの飯(いい)だけでも、おかずになる濃厚さなので、白米+飯という組み合わせもアリです。いろんな組み合わせを楽しめる「びわ湖ふなずしグリーンカレー」。カレー好きだけでなく、ちょっと変わった鮒寿司料理としても、一度は食べてほしい逸品です。

至誠庵から世界へ!次世代につなげたい”鮒寿司”の魅力とは


発酵食ブームのなか、歴史ある「鮒寿司」は注目したいところ。滋賀県民としても誇れる郷土食として、広げてきたいものです。とはいえ、実際のところ、マイナスイメージがあるのも否めません。

そんななか、至誠庵では手作り鮒寿司はもちろん、気軽に手に取れるようなお菓子や調味料などを提供されています。どれも、オーナーである井上さんの想いが詰まったもの。

滋賀県特有の郷土食は、他府県の観光客から興味を持たれても、今の若者層にとっては古臭いイメージがあるかもしれません。しかし、古くから伝わる食文化は、歴史の一部でもあります。

”1400年以上も続くといわれる郷土の発酵食「鮒寿司」を、次の世代にも伝えていきたい”と、オーナーの井上さんは熱く語られます。さらには世界まで、鮒寿司の魅力を届けていきたいという大きな夢があります。

最近では、鮒寿司をリメイクして、日常的に楽しめるレシピも考案中だとか。鮒寿司をトースターでカリカリに焼いて、バーニャカウダのソースに入れたり、アンチョビがわりにピザの具材にするのもOK。飯(いい)をスープの具材にしたり、パスタに混ぜ込んだりと活用の幅は広がります。


さらに、手作りスイーツに鮒寿司のテイストを入れるのも良さそう。店頭で販売されている「発酵米パウダー」は、飯(いい)を乾燥粉末化させたもので、これを使えば自宅でも「ふなずしイイクッキー」が作れます。

もともと濃厚な味付けがされた鮒寿司だからこそ、調味料にもなるのがうれしい。味噌や塩麹といった発酵食もありますが、滋賀県民の定番食材として、鮒寿司を取り入れた食生活を楽しんでみてはいかがでしょうか?

至誠庵 基本情報

店舗名 : お土産もの「至誠庵」/ 姉妹店「湖舟」
住 所 : 〒520-0861 滋賀県大津市石山寺3-2-37
営業時間: 10時~17時
定休日 : 不定休
駐車場 : 石山寺観光駐車場を利用(有料)
公式サイト 滋賀の鮒寿司 石山寺 至誠庵公式サイト
Facebookページ 至誠庵(自家製ふなずし・つくだ煮)shisei-an


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みのうかなこ
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