琵琶湖博物館は3期6年にわたってリニューアルを行い、2020年10月にグランドオープンしました。
この記事では、琵琶湖の生い立ちや人間との関わり、そしてさまざまな生き物について楽しく学べる琵琶湖博物館についてご紹介いたします。
琵琶湖博物館の住所は滋賀県草津市下物町1091です。
公共交通機関を利用する場合は、草津駅西口から琵琶湖博物館行きのバスに乗ってください。
平日は1時間に1本、土曜日と休日は1時間に2本程度のバスが運行しています。
バスの運行がない時間帯もあるので、バスを利用する場合は必ず時刻表を確認してください。
琵琶湖博物館には、420台の普通車が利用できる有料駐車場があります。
障害者用の駐車場と自転車の駐輪場は、琵琶湖博物館入口の側です。
琵琶湖博物館への入館には、事前の予約が必要です。予約は訪問の1ヶ月前から当日まで、30分単位で可能です。
個人の入館予約はオンラインでのみ受付。電話やFAXでの予約はできません。
琵琶湖博物館の入館時刻は10:00~16:30で、最終入館時刻は16:00です。
休館日は毎週月曜日ですが、休日の場合は開館となります。臨時休館となる日もあるため、予約を取る際に公式サイトの開館カレンダーを確認してください。
琵琶湖博物館の入館料は、一般800円(企画展込みの入館料は1100円)、高校・大学生は450円(企画展込みの入館料は690円)、小・中学生は無料(企画展込みの入館料は150円)です。
団体の利用料金や入館料の割引については、琵琶湖博物館の公式サイトを参照してください。
公式サイト
琵琶湖博物館A展示室のテーマは「湖の400万年と私たち 〜琵琶湖の自然と生い立ち〜」です。
琵琶湖は日本で最も広い面積を持つ湖であると同時に、日本で唯一の古代湖でもあります。
400万年前に現在の三重県に誕生したと考えられる琵琶湖は、長い時間をかけて形を変えながら移動し、約40万年前に現在の位置までやって来ました。
リニューアル後のA展示室には、半身半骨で復元されたツダンスキーゾウの標本が展示されています。
ツダンスキーゾウの隣に展示されているのは、日本で進化したと考えられているアケボノゾウの骨格標本です。
江戸時代の人は、当時見つかったゾウの歯の化石を、龍のものだと考えました。
架空の生き物である龍が展示の案内をしてくれるのが「湖の2万年と私たち 〜自然と暮らしの歴史〜」というテーマのB展示室です。
B展示室には、琵琶湖とそれを取り巻く自然と共に生きてきた人間の生活に関するものを展示しており、ユニバーサルデザイン対応の世界最大の淡水貝塚の発掘現場や、縄文人になりきれるフォトスポットがあります。
江戸時代から戦前にかけて、物資の輸送に活躍していたのが丸子船です。
琵琶湖博物館には、1995年に製作された丸子船が展示されており、タブレットの画面ではAR(拡張現実)で船旅を体験することができます。
「湖のいまと私たち 〜暮らしとつながる自然〜」をテーマにしているのがC展示室です。
ヨシ原や、田んぼ、森林に生息する動物の標本やジオラマが展示された館内を進むと、雑誌や家電、過去に流行した玩具が飾られた一角に出ます。
令和、平成、昭和と時代を遡るように順路を進むと、古い建物に入ります。
彦根市本庄町から移築された冨江家の家屋では、1964(昭和39)年5月の農村の生活が再現されています。
階段を下りると、水族展示室に出ます。
「湖のいまと私たち 〜水の生き物と暮らし〜」というテーマの水族展示室は、淡水生物の展示では国内最大級の広さを誇り、琵琶湖の生き物だけではなく、外国の淡水生物の姿も見ることができます。
バイカル湖のヨコエビやアザラシ、タンガニーカ湖の魚たちが泳ぐ水槽もあります。これらは琵琶湖よりさらに古い古代湖で、多くの固有種が存在しています。
琵琶湖博物館には、親子で楽しめる体験型のディスカバリールームや、標本が飾られ書籍が並ぶおとなのディスカバリーのほか、樹冠トレイルに代表される屋外展示も充実しています。
さまざまな企画展示も行われているので、予約の前に公式サイトをチェックしてください。
施設名:滋賀県立琵琶湖博物館
住所:滋賀県草津市下物町1091
電話番号:077-568-4811
営業時間:10:00 ~16:30(最終入館 16:00)
定休日:毎週月曜日(休日の場合は開館)、その他臨時休館あり
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